「やさしい日本語」は、在住外国人が災害発生時に適切な行動がとれるように考え出されたのが「やさしい日本語」の始まりです。すべての外国人に対して母語で情報を伝えることは現実的には不可能で、言語の選択という問題が生じます。
少し日本語を学んだことのある外国人就労者や外国人観光客、在住外国人と日本語で会話ができるよう、語彙を制限しわかりやすくしたシンプルな日本語です。弘前大学が防災・減災のために開発した「やさしい日本語」ですが、今では在留外国人が多い自治体、外国人在籍の多い学校、病院、そして外国人技能実習生の受け入れ企業や介護現場に於いて外国人と関わる日本人と外国人就労者との共通語としてその汎用は多様な場面で広がっています。